海外調達を推進したいという半導体製造装置業界Ａ社の意向により
日本国内取引でありながら、海外調達のメリットを享受出来る仕組を構築。

「海外調達を推進したい」という半導体製造装置業界Ａ社のご要望に対し、総合的なオペレーション体制をご提案、実現させました。
本来「海外調達」というものは品質、納期に不安があり、日本のように安定したものを調達するのは難しく、特に多品種小ロットは取りまとめや現地企業とのコミュニケーションの難しさ等、なかなか進まないのが現状です。A社は日本国内取引でありながら、
①日本での調達スキルでの海外調達が可能　②煩雑な輸入通関がない　③日本以上の価格メリット
④日本に劣らない品質維持　⑤短納期対応
などの海外調達のメリットを享受出来るような仕組みの構築をお手伝いさせていただきました。

最初に取り組んだ金属・板金製缶は、中国にいる海外サプライヤ（シンガポール系、日系、ヨーロッパ系等）を開発、材料問題や品質レベルの問題をクリアし納入しました。中国のサプライヤでは難しいとされた樹脂溶接・組立に至っては、自社工場を設立し、調達ではなく製造にまで幅を広げ、樹脂溶接だけでなく、サブアッセンブリまで行える工場を設立し対応しました。その後も、A社の要望により日本に製造・販売拠点を設け、海外調達品の中でも必要に応じて、製品を即納出来る体制を構築。仕組みづくりを総合的にお手伝いすることで海外調達のメリットを享受できるオペレーション機能を作り上げました。

日本企業の中国への生産移管に伴い、事業計画や法人設立のサポートから参加。
サプライヤチェーン構築による現地調達、製品開発、ＶＥ提案、ミルクランによる輸送機能を構築。

装置機械産業のＢ社の「中国に工場を作りたい」というご要望に対し、製品の現地調達を実現するため、中国にて多品種小ロット製品を開発。当事はまだ量産ものが多かった中国で多品種小ロット製品を現地調達するということは、なかなか難しいことでしたが、丁寧にサプライヤを開発、必要な製品をひとつひとつ立上げ、品質管理、納期管理等、日本企業と同様の対応を中国で可能にしました。また物流コストを削減しながら、納期を的確に管理するためのミルクランという運送手法を実施し、物流の効率を高め、総合的にバリューエンジニアリングの最適化に貢献しました。またGENICでは中国で調達可能な日本と同等品の材料を開発。中国では難しいとされている表面処理技術も、日本企業が要求するレベルをクリアし、B社のニーズに最適なソリューションをご提供させていただきました。

東南アジアに生産拠点を移管するＣ社から、日本からの輸入に頼ることなくタイで現地調達をしたいという要望。
弊社はサプライヤチェーン構築による現地調達、製品開発、ＶＥ提案、
またジャストインタイムを実現させる為の在庫機能を構築。

東南アジアはタイに生産拠点を移管されたC社。タイでは自動車関連の調達先は充実している一方、機械装置業界向けの現地調達先は少なく、タイへ生産移管を決めても、現地での部品調達は難しいとされています。そこでGENICは、現地調達もしくはＱＣＤに見合う近隣諸国からの部品調達機能の構築を実現させました。C社は現地調達を希望されているため、タイでのいち早いサプライヤ開発の実現に向けて取り組んでいますが、まだ現状タイでの現地調達が難しいものも存在します。現地調達のできないものに関しては近隣諸国からの調達や、中国からの輸入という手段でC社のニーズにお応えしています。まだまだ進化するC社のニーズにお応えするべく、現在も全力で仕組みの構築を進めています。

海外での部材・加工品の調達からアセンブリまでをワンストップで実現！
大幅なコストダウンと納期短縮を日本国内同様の取引で可能に。

元々日本で部品調達、アッセンブリを行っていた液晶製造装置メーカーＤ社。GENICでも加工品を調達・提供していたものの、それだけではユーザーのコストメリットが出ない、という新たな課題に直面しました。そこで加工品の他、細々とした部材に至るまでの全ての調達をGENICで対応し、加工部材の調達からアセンブリまですべて一括して請け負うことでトータルコストの削減に成功。
Ｄ社が本来行っていたひとつひとつの部材調達、納期管理等の業務時間削減にも貢献する事が出来ました。

また日本納入時の輸入通関は弊社日本で対応する為、国内同様の手順での取引が可能となりました。